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HIV感染は一番注意しなくてはいけない感染症

HIVとは、ヒト免疫不全ウイルスの感染によってかかる病気のことです。
このウイルスには1型と2型の2種類があり、日本国内で流行しているのは1型といわれています。
性感染症の一つであります。

この病気にかかると、ヒト免疫不全ウイルスが体内に侵入することによって免疫細胞を破壊していくことが特徴です。
その結果として、様々な症状を引き起こします。
初期症状としては、発熱・頭痛・関節痛・発疹などが挙げられます。

初期症状については風邪のような症状にもみられることもあり、見逃されやすい病気です。
また、症状の出方には個人差があって人によっては無症状のままの人もいます。
一見すると大したことがないという風に考えても、症状が気づかず進行してしまっていることがHIV感染が最も感染症の中で恐ろしいと考えられる理由です。

症状が進行してしまうと、血液検査をすることで白血球数や血小板数の減少を認められるようになります。
そこではじめてHIVウイルスにかかっていることが判明することもあり、見逃されてしまう場合もあるため早めの検査がとても重要です。

注意するべきこととしては、HIVは一度発症してしまうと完治することは困難となっています。
現在のところ、完治させる治療法についてはありません。
一度破壊された免疫細胞を復活させることは、非常に困難です。

ただ、症状を遅らせることについては可能です。
抗HIV薬を服用することで、症状の発症を長期間遅らせることについてはできます。
治療を行うにあたっては、早期発見をすることがとても重要といえるでしょう。

HIVウイルスにかかっていて、未治療の場合には2年から3年が経過すると死に至ることも多いです。
死に至るまでには、深刻な免疫不全に陥った結果として肺炎・悪性腫瘍・認知症などを合併します。
HIVウイルスにかかってからこのような末期症状に陥った状態のことをエイズといいます。
また、エイズにかかってしまうと抗HIV薬も効果がほとんどありません。
そのため、エイズになってしまう前に症状の進行をできるだけ食い止めることが病気を治療するにあたっての唯一の方法です。

HIVは血液感染からなることが多い

HIVに関する誤解としては、性感染症でかかるケースについては通常のセックスでもかかる可能性があります。
ただ、最も感染症にかかる理由として多いのは血液感染です。
それも、HIVウイルスを保有する人の血液を輸血することによってHIVにかかる確率は全体のうち実に9割にも及んでいます。
セックスをすることによってかかる確率は、高くても1%に過ぎません。

母子感染でもかかるリスクはあります。
しかし血液感染から発症する率が圧倒的に多いため、HIVウイルスを持っている人の血液は触れないようにすることも対策の一つといえます。

HIVにかかっているかどうかを調べるにあたっては、専門的な検査を受けるしか方法はありません。
HIV検査を希望するにあたっては、全国の保健所等で無料でプライバシーが確保されたまま検査を受けることができます。
医療機関でも有料で検査を受けることはできますが、より節約をするのであれば保健所のほうが良いでしょう。

ただ、検査には注意点もあります。
検査の方法が血液検査しか現在はありません。
そして、血液検査の場合診断結果が出るまでに1か月程度かかってしまいます。
1ヶ月の間に急性感染が見逃されてしまう可能性もあるほか、輸血用血液の汚染を高めてしまうケースも考えられるため、別の検査と併用することについて現在は医学的な研究として進められています。

検査においての注意点としてはもう一つあり、女性でもしも妊娠している状態においては血清学的検査を受けたあと擬陽性が出やすいという医学的なデータがあります。
そのため、検査の判定には注意しなければいけません。

抗HIV薬についてですが、種類については数十種類ほどあります。
ただHIVウイルスは薬の耐性を得しやすいことも特徴であるため、きちんと決められた量を処方する必要がある事を理解しておきましょう。