悩んでいる男性
  • ホーム
  • ヘルペスと水疱瘡の違いについて

ヘルペスと水疱瘡の違いについて

薬を飲む男性

ヘルペスは単純ヘルペス一型と二型のウィルスによってでるもので、水疱瘡は水痘帯状疱疹ウィルスによってできるものなので、それぞれ異なるウィルスです。

水疱瘡は感染力の強いもので、感染経路は空気感染、接触感染です。
空気感染とは空中にあるウイルスを吸い込んでしまうことによって発症するもので、接触感染は、手についたウイルスなどが体に入ることにより発症するものです。

ヘルペスウイルスは水疱瘡ウイルスとは異なるウィルスですので感染経路も少し違って、ほとんどが接触感染によるものです。
水泡ができてる時期はウイルスがたくさん出ている時期ですので、気を付けるようにしましょう。

ヘルペスは一部に水泡ができるものなのですが、水疱瘡は全身に発疹ができます。
さらに、水疱瘡は生涯において一度だけしかならないのが特徴で、ヘルペスは繰り返すのが特徴です。
ヘルペスは疲れがでたり風邪をひいたりと体が弱ってるときになりやすい傾向があります。

冬から初夏にかけては水疱瘡が流行する時期で、ヘルペスは時期は関係なく発症します。
ですが、流行するといっても今はワクチン接種が定期接種になっているので、昔ほどは流行らなくなっています。
ヘルペスは特にワクチンなどはありません。

ワクチンは小さい頃に打っても、大人になるごとに徐々に抗体が減っていく場合があります。
ワクチン接種は水疱瘡にならないためのものではなく、罹っても軽症で済ませるためのものです。
大人になってから罹ったら重症化して高熱が出たりする例もありますので、心配な方や妊娠する予定のある方は医師に相談してみるようにすると良いです。
重症化するといっても特に後遺症の残るものではありません。
掻き壊したりしてしまうと痕が残ってしまったり、アトピーの治療をしている人は発疹が残るケースがあります。

前述した「妊娠する予定のある方は」というのは、妊娠初期から20週までの間に水疱瘡に罹ってしまうと、2%の割合で胎児が先天性水痘症候群になることがあります。
先天性水痘症候群というのは、低体重や、皮膚の色素が抜ける皮膚障害、視神経が委縮してしまうなどの視覚障害、などの神経系障害、四肢の奇形など重篤な障害が起きるものです。

そして分娩前5日から分娩後2日までに感染した場合には、分娩後に重篤な症状を発症することがあり、この場合の死亡率は20%にも及ぶと言われています。
妊婦も、妊娠末期に水疱瘡に罹ると後遺症などはないですが、肺炎など重症化することがあります。

ヘルペスと水疱瘡の見分け方

二つの見分け方ですが、一般的にはヘルペスは特定の一か所水ぶくれが数個集まったようにでるものですが、まれに全身に発疹ができることがあります。
そうなると、見分け方は難しくなります。
その場合、冬から初夏など流行りやすい時期に発症したどうかなども見分け方の参考になるかもしれません。

水疱瘡も最初のうちは虫刺されが数個できたような症状がでることが多く、確定診断は数日経ってから行うことがあります。

だいたい数日経つと症状で見分けることができるのですが、数個の虫刺されの状態が長く続いてしまうと見かけだけでは見分けることが困難になってきます。
その時には血液検査を行って、水痘ウイルスに感染したかを調べます。

ヘルペスは血液検査までは行わないことが多いです。
症状が、数日で変化したりはあまりしないからです。
むしろ、数日して治ってしまう場合もあります。

また、ヘルペスは繰り返すことが多いですが、上記にも記載したように水疱瘡では生涯に一度しかなりません。
けれど、どちらのウイルスも体の中に潜み続け、完全に駆除することはできません。
ヘルペスは二回罹っても三回罹ってもヘルペスなのに対し、水疱瘡は一度目は水疱瘡で、二度目は帯状疱疹という形で症状がでます。

帯状疱疹では、強い痛みが出て、神経に沿って発疹がでるのが特徴です。
帯状疱疹の痛みは、後遺症という形でいつまでも残ることがまれにあるので、早いうちに受診しておくのが良いでしょう。
帯状疱疹も、何度か罹る場合があります。
ひどくなると、入院治療が必要になってくることもあるので注意が必要です。

どちらにせよ、自己判断で見分けるのはとても難しいので、ちょっとでも危ぶまれるような症状がでたら、受診して専門医に診てもらうようにしましょう。